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現状と経緯

現在の駅前広場
現在の駅前広場

⼤阪ミナミの中⼼に位置する南海なんば駅前は、多くの国内外の来街者が⾏き来する場所ですが、歩道が狭く放置⾃転⾞が多いなんさん通り、空間の⼤半を⾞両が占める駅前広場など、時代にそぐわない現状の課題を改善のため、2008年に地元発意で空間再編の検討がはじまりました。 2011年には、周辺の町会、商店街、企業等の27団体(※)が参加し、「なんば安全安⼼にぎわいのまちづくり協議会」を設⽴し、まちづくり構想を策定しました。 2016年には社会実験を実施し、官⺠で空間再編の基本⽅針を策定しました。

2018年には⼤阪市が設計費を予算化したことで官⺠連携が本格化し、地元では完成後の空間を⺠間でよりよく運営するための準備組織として「なんば広場マネジメント法⼈設⽴準備委員会」を設⽴しました。 2020年度からは、荷捌き運⽤などの交通形態、歩⾏者空間づくりによる安全性改善の検討を具体的に進め、この度、それらの検証のための社会実験を⾏うこととなりました。 この検証結果を設計および運営計画に反映し、将来的には、同委員会の発展組織である「運営法⼈」を設⽴予定です。

平成23年6月 「なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会」始動
(なんば駅周辺の町会、商店街、企業25団体が参加(その後2団体が参加、現在27団体)
平成24年2月 「大阪府市都市魅力創造戦略会議」難波駅前をワールドクラスの広場に(橋爪特別顧問提案)
平成24年6月 「グランドデザイン・大阪」難波駅前のみどり化
平成25年5月 「なんば駅周辺まちづくり構想(たたき台)」作成(なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会)
平成27年2月 「ミナミの賑わいづくり魅力発信に向けた提言」作成(大阪商工会議所)
平成27年4月 「なんば駅周辺まちづくり構想具現化案」、「要望書」を市長に提出
(なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会)
平成27年12月 「なんば駅前広場空間利用検討会」を設置
平成28年3月 「なんば駅前広場空間利用検討会」を開催
平成28年10月 「なんば駅前広場空間利用検討会」を開催
(なんば駅周辺道路空間再編社会実験内容の確定、実行委員会の設置)
平成28年11月 「なんば駅周辺道路空間再編社会実験」を実施
(実行委員会:地元協議会、大阪商工会議所、大阪府、大阪市)を実施
平成29年3月 「なんば駅周辺道路空間再編に係る基本計画」を策定
平成30年 「なんば広場マネジメント法人設立準備委員会」を設立
(構成団体:南海電気鉄道株式会社、株式会社高島屋、戎橋筋商店街振興組合、なんさん通り商店会)
令和2年8月 南海電鉄が大阪市との公民協働事業による「なんば駅周辺における空間再編推進事業」の一部を行うことが決定
令和2年9月 「なんば駅周辺における空間再編推進事業設計業務」の事業者が決定
(公募受託事業者:E-DESIGN・中央復建コンサルタンツ・LEM空間工房設計共同企業体)
令和3年11月 「なんば駅周辺道路空間再編社会実験」を実施
令和4年3月 「なんば広場マネジメント法人設立準備委員会」に 株式会社丸井 が参画

なんば駅前広場のコンセプト及び将来イメージ

滞留空間-メインパース
夜景のパース

基本方針

大阪のおもてなし玄関口~世界をひきつける観光拠点づくり~
① ⼈中⼼の空間に再編し、世界的繁華街ミナミの新たなシンボル空間を⽣み出す
②ミナミ・⼤阪・関⻄を回遊する拠点として、地域と連携し情報を届ける
③⼈のまちミナミの中⼼として、居⼼地よく安⼼感のある空間を創造する

空間再編のイメージ

空間再編のイメージ

目指す効果

駅前を拠点とした歩⾏者空間拡張により、
・既存の歩⾏者モール
・周辺の特徴的なエリア
・御堂筋の空間再編
・なにわ筋線新難波駅
と繋がり、エリア全体を回遊するネットワークを創出します。

回遊性の図

管理運営の考え方と推進体制

新たに生まれる駅前の広場部分を安全で上質な居⼼地の良い空間として保ち、エリア全体の魅⼒や価値向上に向け柔軟に活⽤するため、⾏政と協働のうえで「なんば広場マネジメント法⼈設⽴準備委員会」の発展型となる運営法⼈が管理運営を⾏います。

スケジュール

なんさん南北通りの無電柱化を含めて2025年の⼤阪万博までに完成をめざし、その⼀部の駅前広場部分は2023年の早期完成をめざします。
※警察協議や課題解決状況、その他の理由でスケジュールが遅れる可能性があります。

なんば駅前広場の運営コンセプト(案)

なんば駅前広場の運営コンセプト(案)
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