2025年11月5日(水)、南海なんば駅前の「なんば広場」にて、刺激的なトークセッションイベント「NAMBA MASHUP」が開催されました。第4回となる今回は、作家の岸田奈美氏、ヘラルボニー代表の松田崇弥氏、PICFA施設長の原田啓之氏という多彩なゲストが集結し、「‘‘ふつう‘‘じゃなくても輝けるって本当?」をテーマに、来場者の心に響く深い対話が繰り広げられました。地域密着のなんば広場が、多様な価値観を共有する場として注目されました。
会場入り口を彩るウェルカムボード「集いの習慣」
イベント会場の出入口には、PICFAの笠原鉄平さんが手掛けた「集いの習慣」が大きなウェルカムボードとして設置され、訪れる人々を温かく迎えました。ウェルカムボードには、0.03mmから0.7mmまでの極細ペンで描かれた、唯一無二の個性豊かなキャラクターたちが多彩な表情や姿で描かれており、細部まで見入ってしまう魅力があります。この繊細なアート作品は、SNS映えするだけでなく、なんば広場の多様性と自由な文化にもリンクすると感じました。

本田雅啓氏によるライブペイントも開催
普段は九州を拠点に活動されているPICFAの本田雅啓さん。催事の前日に大阪入りし、なんばや通天閣のある新世界を観光されたとのことでした。その際の体験や印象をもとに、今回の作品に着想を得たとのことです。観光で感じたなんばの多様な文化や人の温かさが、ライブペイントを通じて会場に鮮やかに表現され、訪れた人々に深い感動を与えました。


体験型ワークショップで参加者も自分らしさを表現
当日はトークセッションのほか、13時から17時にかけて参加自由の体験型ワークショップも開催。創作活動を通じて、自分らしさを自由に表現できる貴重な機会となりました。幅広い年代の方々が訪れ、会場は活気と創造性にあふれました。ご予約不要で気軽に参加できたため、初めて来場する方も多く、新たな出会いや刺激を楽しんでいました。



私自身も参加し、河野竜司さんの書き方を真似て描くという貴重な体験をしました。河野竜司さんの独特のタッチや表現方法を実際に試すことで、自分の感性も刺激され、創作の楽しさを改めて感じることができました。


多様なゲストが「ふつう」を問い直す貴重な対話
トークセッション開始の17時頃には、多くの方々が続々となんば広場に集まりました。より多くの方にイベントを楽しんでいただけるよう、手話通訳とリアルタイムでの文字起こしも実施され、聴覚に障がいのある方も安心して参加できる配慮がなされました。作家の岸田奈美氏、松田崇弥氏、原田啓之氏によるトークは、和やかで笑い声もあふれる温かい対話となり、参加者の共感を集めました。




次回のイベントも見逃せない!なんば広場は多彩な表現の舞台
「NAMBA MASHUP 混沌から生まれるイノベーション」は、なんば広場が多様性と創造性を育む場であることを改めて示しました。本田雅啓さんによる大阪での観光体験をもとにしたライブペイント、多才なゲストの笑いも交えた心に響くトーク、そして参加型ワークショップは、来場者に新たな価値観をもたらし、地域の魅力向上に大きく貢献しました。
なんば広場は今後も季節ごとに様々なイベントを予定しています。公式サイトや公式SNSで最新情報を発信中ですので、ぜひチェックして足を運んでみてください。文化や芸術、コミュニティが交差するこの空間で、多くの方々が新しい発見と交流を楽しみ、心豊かな時間を過ごせることでしょう。なんば広場でお会いできる日を楽しみにしています。次回もお楽しみに!